「酒は百薬の長」ということわざを知っていますか?
適量の酒はどんな良薬よりも効果があるという意味です。
事実、適量のお酒は悪玉コレステロールの増加を抑え、善玉コレステロールを増加や、血管が詰まりにくくなるので
心筋梗塞や狭心症を予防する効果が確認されています。
お酒も飲み方を間違えなければ健康効果を得られるということです。
今回はお酒の中でも健康効果の高いとされる、ワインについてご紹介させていただきます。
赤ワインで得られる健康効果
赤ワインの仕組み
赤ワインは黒ブドウを原料としており、実、果皮、種をすべて使用しています。
果皮にはアントシアニンというポリフェノールが含まれており、赤ワインの色はアントシアニンによるものです。
赤ワインの健康効果
抗酸化作用
ワインには何種類ものポリフェノールが含まれており、強い抗酸化作用があります。
抗酸化作用により、体内で発生する活性酸素を抑えてくれて、細胞傷害を予防したり、酸化ストレスを防いでくれます。
現代の病気の90%は活性酸素が原因とされていますので、ほとんどの病気の予防につながると考えてください。
また「老化の原因=活性酸素」という考えを基本としています。活性酸素を防ぐことはアンチエイジング効果も期待できます。
さらに悪玉コレステロールが酸化されにくくなり、動脈硬化を防いでくれます。
認知症、アルツハイマーの予防
ポリフェノールの中のペプチドは、脳細胞神経を保護してくれます。
うつ病の予防
大学の研究によると、55~80歳を対象に7年間調査を行ったところ
ワインを適量飲むグループと飲まないグループとで比較し、飲まないグループより、適量飲むグループの方がうつ病の発症が32%低下しました。
白ワインで得られる健康効果
白ワインの仕組み
白ワインは白ブドウを原料としており、果皮や種を除きブドウの果汁のみを使用しています。
その製造過程からポリフェノールの量は赤ワインと比べ、半分~数分の1ほどです。
ですが、白ワインのポリフェノールの方が小さいため、体内には吸収されやすいのです。
白ワインの健康効果
殺菌効果
白ワインに含まれる有機酸はアルコールと相乗効果にあり、強い殺菌効果を発揮します。
特に赤痢菌、サルモネラ菌、大腸菌など食中毒を引き起こす菌に有効です。(※夏場は特にオススメです!)
赤ワインよりも殺菌効果は強く、赤ワインの半分の量でその効果を発揮します。
腸内環境を整える
白ワインに含まれる有機酸の一つ、酒石酸は吸収されにくい為、腸内まで届きます。
そのため、ビフィズス菌などの善玉菌が増え、腸内環境が整うのです。そして便秘予防にもつながります。
お酒の適量と飲み方
お酒の適量
お酒の適量や飲み方についてはサントリーさんのページがわかりやすかったので、添付しておきます。
1日の目安は上記の通りです。
ワイン以外にも表記されてますので、参考に!
お酒の飲み方と豆知識
ワインはダイエット効果も期待できる
ワインはビールや日本種に比べ糖質が低いので、ビールや日本酒を飲酒する人よりも太りにくい効果があります。
また蒸留酒である焼酎やウイスキーには糖質が含まれておりませんので、こちらもダイエットにはオススメですが
ワインはならではのダイエットに適した効果があります。
赤ワインのダイエット効果
食欲抑制効果
赤ワインのポリフェノールに含まれるレスベラトロールには食欲を抑える効果があります。
脂肪燃焼効果
赤ワインのポリフェノール・エラグ酸は脂肪燃焼効果があります。
また脂肪細胞の成長を抑え、脂肪がたまりにくくなります。
脂肪分解効果
赤ワインのポリフェノールに含まれるタンニンは脂肪を分解してくれます。
白ワインのダイエット効果
血糖値の上昇を抑える
ジンやウイスキーなどの蒸留酒には血糖値の上昇を抑え、ビールや日本酒を飲むより、太りにくくなることがわかっています。
中でも白ワインはその効果が高いとされています。
赤と白どちらがダイエットに効果的なの?
まとめ
ワインは健康効果が高いことがわかりましたね。
健康には遠いイメージのお酒にも適量を守れば、健康効果を高く発揮し、ダイエットにも効果があるのです。
ちなみにワインの中にも甘口ワインのように糖質を多く含むものもありますので、辛口のワインをオススメします。
ワインを飲んだことがない方はぜひチャレンジしてみてください!