こんにちは!
NANOです。(@nanolifedesign)
今回は「サスティナブルファッションについて」です。
あなたにとってファッションとは一体どんなものですか?
自身を付けるツールですか?自分を表現できるツールですか?
中にはステータスだと言う人もいるでしょう。
ファッションは私たちの生活に大きな影響を与えるものになってきました。
しかし、その生産の背景には知られざる問題点が多く存在し、持続可能なものではなくなりつつあります。
そんなファッションの裏側を今回はお伝えさせていただきます。
サスティナブルファッションとは
サスティナブルってなに?という方はこちらをまず読んでみてください。
NANONANOです!(@nanolifedesign) みなさんサスティナブルという言葉は聞いたことがあると思います。今回はサスティナブルって何?私たちができることってあるの?について記事にしました。いま話題の[…]
ファッションにおける問題
現在、日本国内だけでも年間100万t以上、約30億着の衣類が廃棄されています。
そのうち10%はリサイクルできており、残り90%は焼却や埋め立てにより廃棄処分されています。
主に衣類は焼却により廃棄処分され、その際発生する二酸化炭素が地球温暖化を助長してしまうのです。
ファッション業界は「世界で2番目に環境汚染を引き起こしている業界」と言われるほど、環境に与える影響の高さが懸念されています。
また年間約30億着の廃棄に対し毎年の衣料品供給量は40億着に及ぶと言われています。
ファッション業界で問題視されているのは「大量生産・大量消費・大量廃棄」です。
このような問題からファッション業界でもサスティナブルな取り組みを行っている企業が増えてきています。
ファッションにおけるサスティナブルとは
アニマルフリー
皮革や動物性素材を使わずに作られた製品のことです。
ブランドによって表記は様々ですが、服のタグなどに<<Animal Free>> <<NO MORE FEATHERS>>など書かれたものはアニマルフリーの商品です。
動物素材にはリアルファーやウール、フェザー・ダウン、レザーなどがありますが、多くのケースでは素材をとるために、動物が劣悪な環境で飼育されていたり、殺されたりが当たり前のように行われているのです。
アニマルフリーではエコファー、自然素材のコットン、ベジタリアンレザーなどの素材で商品が作られていますので購入の際に何の素材でできているか確認してみてはいかがでしょうか。
オーガニックコットン
農薬、化学薬剤などを使わずに栽培した天然繊維のコットンです。
オーガニックコットンは着心地の良さはもちろん、農薬や化学薬剤を使わないことから生産者の健康にも配慮されています。作る人・着る人の生活と健康を守り、環境にも優しい素材です。
フェアトレード
発展途上国で作られた作物や製品を適正な価格で継続的に取引することによって、生産者の持続的な生活向上を支える仕組みのことを言います。
しかし、現実では発展途上国の工場に高い技術、高い品質を求めてはいるが、生活ができないくらいの安い賃金しか支払われていないということがおこっています。
先進国でプチプラのファッションが楽しめている裏側ではこうした事実があることを一度考えてみましょう。
オーダーメイド
大量生産、大量消費されているファッションですが、その反対で、長く愛用できる、高品質なものを特別に仕立てることです。
フランスではオートクチュール、イギリスではテーラーメイドとも呼びます。
アップサイクル
不用品、廃棄物を使用し、より良い品質で価値の高いものを生み出すことを言います。
最近では古着を組み合わせ、新しい価値や商品を提供している企業も見られます。
リサイクル
いらなくなったものを捨てるのではなく、再利用することで、また新たな目的をもたせることをいいます。
リユース
不要になったものを他人にあげたり、売ったりすること。リサイクルのように形を変えるのではなく、そのままの形を残したまま所有者がうつります。不要な人から必要な人にうつることでそのものが廃棄されることなく、繰り返し使われます。
サスティナブルに取り組んでいる企業
近年ではサスティナブルに取り組む企業が増えています。
オーガニックコットンやポリエステルの使用を促進している企業やリアルファーなどの動物性素材を使用を禁止した企業など
サスティナブルに取り組んでいる企業も増えてきています。
そんな中、いち早く取り入れた企業が「無印良品」です。「資源を無駄にしない」という理念のもと、お客様から回収した商品を新たな価値のある商品に再生させた「ReMUJI」を展開していることや100%オーガニックコットンを使用しているなど、環境に配慮した取り組みが行われています。
私たちができるサスティナブルって?
ファッションにおいて取り組むべきことは
まず「流行」や「安価」にとらわれず、大量購入、大量消費をしないことです。
長く愛用できる品質の高いものを大事に扱っていくことが大事だと思います。
次に、素材を確認しましょう。動物性素材のものではなく、環境に配慮した素材の服を選ぶようにしましょう。
オーガニックコットンのように生産者にも消費者にも優しい素材でファッションを楽しんでみてはいかがでしょうか。
最後にリサイクル・リユースです。
近年では個人間取引(CtoC)も簡易に行われるようになってきました。(メルカリやフリマ)
不要になった服を必要な人に使用してもらうことでものの寿命は延びます。その為にも所有者はものを大事に扱うことがおすすめです。
また汚れやいらなくなったものでも譲ったり、売ったりするだけでなく、別の形にリサイクルすることで不要な買い物を防ぐことができ、節約にもおすすめです。
ファッションの問題点とこれからの向き合い方まとめ
問題点
・ 動物の劣悪な飼育環境・虐殺
・ 生産者の健康被害
・ 不当な賃金
・ リサイクルとリユース
・ 環境に優しい素材選び